在宅医療の費用について

ここでは在宅医療にかかる費用・支払い方法について説明します。

在宅医療にかかる費用について

在宅医療にかかる費用は医療保険、介護保険にて定められてます。

費用は以下のようなものから構成され、1から4までの費用に関しては医療保険による支払いが可能で月あたりの上限額が決まっています。5,6については必要に応じて支払う必要があります。

① 訪問診療と在宅時の総合管理料
② 往診料(患者さんの求めに応じて行った往診を行った場合)
③ 訪問看護の費用(疾患、状態により医療費となります)
④ 検査、お薬の費用、そのほかの特別な医療、管理にかかる費用

⑤医療材料(ガーゼや創傷被覆剤など)その他
⑥介護保険サービス(訪問介護、看護、デイサービスその他)の費用

●安定した病状で月2回の訪問診療を行った場合:1か月の費用(一例)
 在宅時医学総合管理料+訪問診療x2回
 →1割負担:約6600円
 →3割負担:約19000円
であり、これにお薬代、検査、処置費用(約1000-2000円)が加わります

●予定での訪問診療は
 →一割負担:830円    3割負担:2490円  となります。      

●患者さんの状態により患者さんの要請で往診をした場合は1回あたり
 →一割負担:720円    3割負担:2160円  となります。
  夜間、深夜は別途加算料金がかかります。

 上記内容に加えて、時間外加算、そのほかの管理料などが加わり、訪問看護を使用した場合料も別に費用が発生します。
 また重症の方の集中的な訪問、往診、看護を行った場合は高負担となる場合があります。

高額療養費制度について

医療保険による月ごとの自己負担額には上限が定められており、高額療養費制度により、限度額を超えた費用については払い戻される制度があります。
詳しくはこちらをご参照ください→高額療養費制度について

その自己負担限度額は
■70歳未満であれば月収そのほかの区分により約35000円から約25万円
■70歳以上であれば同様に約8000円から約45000円
となります。

費用については疾患、提供するサービスにより細かく算定する必要があります。詳細は、当院、医療施設の担当、担当のケアマネージャー、看護ステーション等にご相談ください。

※長崎地区では在宅医療についての費用、各種の相談窓口として
長崎市包括ケアまちんなかラウンジ →リンクはこちら
が設立されており、各種相談や在宅支援医療施設の紹介、看護ステーションの紹介などのサービスを行っています。

お支払いについて

訪問診療、往診など当院での在宅医療の費用は月単位で集計し、翌月10日ごろにお知らせいたします。お支払い方法については以下の方法を準備しておりますので御相談ください。

①当院(阿保外科医院)窓口でのお支払い
当院より前月の費用を連絡いたしますので、当院窓口にてお会計をお願いします

②訪問時のお支払い
あらかじめ当院より当院より前月の費用の連絡をいたしますので、職員訪問時にお渡しください。領収書等は次回訪問時にお渡しいたします

※方法についてはその都度変更が可能です、また、上記以外の方法も御相談ください。