■在宅医療の実際
ご自宅にお伺い
■訪問診療:
当院(在宅療養支援診療所)から日時を決めて定期的に患者さんのお住まいを訪問し、訪問診療(訪問による診察、検査、採血、薬剤の処方)を行います
→月に1~2回から症状に合わせて計画します
■往診:
訪問診療を受けられている患者さんで、急な病気や、状態が急変した時などに訪問予定以外に診療、治療目的にお伺いします。
訪問看護師さん、連携する在宅診療所と共に24時間の対応ができるよう体制を整えています。
→必要であれば毎日、一日複数回の往診も可能です
■訪問看護
看護師さんの訪問による訪問看護が、在宅ですごされる方のサポートの要です。必要に応じて訪問看護ステーションから週1~2回、急性増悪などの際は毎日あるいは一日複数回訪問し観察、看護、点滴などを行います
■訪問方法
当院の往診・在宅医療専用車両にてご自宅、入所施設にお伺いします
ご自宅・療養先での診療
■患者さんが抱える主な疾患、障害の原因となる疾患の管理、治療
→詳しい疾患などはこちら
■もともとお持ちの疾患(高血圧、高脂血症、糖尿病など)の治療、投薬、観察
■療養中に生じる疾患(風邪や胃腸の病気)、腰痛や怪我の治療、褥瘡の管理
■全身状態の観察と、総合的な健康管理、健康相談
■癌の経過観察、緩和医療、在宅看取り
拠点病院・専門医師との連携
特別な治療が必要な疾患が見つかった場合は、専門医や医療機関への紹介、治療の手配をします。
また、容体の変化によっては治療、観察のために拠点病院、地域の病院への入院の手配を行います。
緩和医療・在宅看取り
当院では癌に対する治療、手術による経験を生かし、癌、難病の患者さんの在宅医療、緩和医療、終末期医療、在宅看取りにも力を入れていきます
■がん性疼痛、苦痛に対する各種鎮痛薬、医療麻薬を用いた緩和医療
■内服、貼布剤、持続点滴、持続皮下注、PCAポンプを用いた鎮痛、鎮静
■在宅での輸液、点滴療法
■本人さん、ご家族の希望に合わせた自宅での過ごし方のサポート
■ホスピスや基幹病院との連携による、必要時の入院やバックアップ体制
施行可能な診療内容・管理内容
■血液検査、尿検査、心電図検査、超音波検査等が自宅で可能です
■お薬の処方、自宅での点滴、中心静脈栄養
■外科的手技による各種管理、処置を在宅にて行います
■在宅中心静脈栄養、埋込み型ポートを用いた中心静脈栄養
■胃瘻(PEG)や経腸栄養カテーテル、経鼻栄養カテーテルの管理
■各種鎮痛薬、麻薬を用いた内服、持続注射などによる疼痛の緩和医療
■在宅酸素療法 在宅人工呼吸器管理
■気管切開の管理、調整
■人工肛門、腸癆の管理
■在宅自己導尿の管理、膀胱カテーテルの管理
■褥瘡の処置、その他外傷の縫合、消毒処置、治療、爪周囲炎などの治療
■その他の診療・管理内容もお問い合わせください
当院では特に外科における中心静脈(CV)ポート、人工肛門、腸瘻、胃瘻、気管切開等の作成経験を生かした管理を行うことができます。